一年半副業してきて感じた、エンジニア副業のメリットと注意点

今はフリーランスのわたしですが、半年くらい前まで会社員してました。
その会社は副業が許可されていたので、辞める前1年半くらい副業していました。

当時としては副業許可は珍しいと思っていましたが、最近では大企業でも副業を解禁するところがあるみたいですね。

つい先日も DeNA と ソフトバンクが副業解禁を発表していました。

今でも副業やっていて本当に良かったと思うことは多いので、最近の副業解禁の社会の流れはとても嬉しく思っています。

副業とわたし

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きっかけは欲求不満

わたしが副業を始めたきっかけは、欲求不満からです。

社内の配属先変更で、SIer的な立場になりました。

そこの部署の仕事しては、クライアントの要望と実際にソフトを作るエンジニアの橋渡しが主でした。

エンジニアにヒアリングして見積もり計算したり、クライアントの要望を資料化して要件を整合したり・・・といったことを日夜続けていました。

もともとコードを書くのが好きな自分としては、コードをほとんど書かない部署に居続けることで、「コード書きたい欲」がどんどん溜まっていってしまいました。

週末や平日の夜に競技プログラミングなどしてみたりしていましたが、「もっと実務的なものを作りたい」と思い、クラウドソーシング(クラウドワークス)をはじめた、というのが副業の始まりです。



新規技術の勉強を怠っている認識もあったので、「何か新しい技術使いたいなー」という漠然とした希望もありました。

副業のスタイル

そんなわけで、わたしの副業のスタイルは

  1. 本業を優先する
  2. 新規技術を使って何か作れるものが良い
  3. 小遣い稼ぎになればなお良し

でした。本業が暇な時に早めに帰宅して副業し、本業が忙しくて疲れた時は副業お休みというゆるい感じでした。

初期投資 0円ではじめました

ちょっとしたゲーム感覚を取り入れて気持ちを盛り上げようとしたんですかね。

初期投資 0円で、副業で稼いだお金で設備(装備)を買い、新しい設備で仕事の幅を広げるということをやっていました。

副業で稼いだお金は、自分のプライベートな時間で稼いだお金 = 自分の小遣い だから好きに使って良いという許可が嫁から出てたのは良かったです。ほんとうにありがとう、嫁。

手元にあったのは、お義父さんからもらった Lenovo のデスクトップ

最初に手元にあったのはもらいもののデスクトップ。一応 Windows が入ってましたが、PC自体の性能が低くアプリ開発は厳しそうなので Lubunto 入れてサーバ系のソフト開発の案件を少しやりました。

この頃の案件のとり方は酷かったです。

「◯◯というフレームワークを使ったお仕事です」というお仕事があれば、そのフレームワークを使ったことが無くても応募するつもりで勉強し、いけそうと思ったら応募する ということを繰り返してました。

コストパフォーマンスは最悪ですよ。応募する前に時間かかりすぎだし、そのまま応募しないこともままありました。勉強目的の副業だったので、あまり苦では無かったけど。

そんな感じで2ヶ月で 1万くらいの稼ぎでした。

1万でメモリを増設して Android アプリ開発へ

稼いだ1万で、もう一台持っていたノートPCのメモリを増設し、Android Studio がまともに動くようにしました。

ここから Android アプリ開発案件を受けれるようになり、報酬も高めのものが受けれるようになりました。

4ヶ月ほど Android アプリ開発を行い、40万くらい稼ぎました。

Android は本業の方でも多少触ってはいましたが、本格的なアプリ開発は副業の方が先でした。アプリのリリースまでの流れも自分で一からやってみて始めて理解ができました。

30万で MBP を買って、Android/iOS アプリ両開発へ

自分的に装備の終着点、15インチ MacBook Pro を30万弱で買いました。フリーランスの今でもわたしのメインマシンです。

Macを買ったことで、iOSアプリ開発もできるようになりました。Unix環境も使いやすくなったので、サーバソフトの開発もできるようになりました。

その後もアプリ開発やサーバ開発などで、月10万くらいのペースで稼いでいました。

もちろん本業優先なので、本業が忙しい時は少しお休みしていましたが。

副業のメリット

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そんなこんなで副業してきた私が考える、エンジニア副業のメリット

新しい技術の習得・実践ができる

会社にいると、一つの技術には詳しくなるかもしれないですが、幅を広げるのはなかなか難しいと思います。

エンジニアは好奇心旺盛な方が多いので、同じ技術の知識だけでは「飽き」が来て、仕事のモチベーションが続かなくなることもあると思います。

副業は基本的に自分で仕事を選べます。興味がある新規技術を使った仕事があれば、それを受けてこなすことで、「実践」ができます。実践することで理解度が深まることは、皆さんよくご存知のはず。

新しい技術の習得は会社的にも大きなメリットだと思います。直接その技術を行使することがなくても、周辺知識として役立つことは多いです。

他の会社がどうやって開発をしているか、どんなフレームワークが流行ってるとか、どんなツールを使って開発しているかといった知識は本業の方でも大いに役立ちました。

ところで、会社上層部の方、「うちの会社はエンジニアが業務時間内に自分の興味のある技術は何でも調べて良いという方針なので問題ない」と思って安心すること無かれ。会社の方針がどうであっても、現場がそういう雰囲気でないとエンジニアは気軽に自分の知りたいことを探求したりしないです。

だからこそ本当に会社の目が無い副業という立場の方が好きに技術を探求できると思います。

社外の人との繋がりができる

これは自分に取っては予想外だったメリット。社外の人、主に非エンジニアな方との繋がりができます。

クラウドワークスの仕事などは、あまり大きな案件では無いので、登場人物が

  • クライアント(何故か社長とか結構いる)
  • デザイナー(いない場合もある)
  • エンジニア(自分)

の3者くらいしかいないことが結構あります。

必然的に関係が深くなって突っ込んだ話しもできるようになってくるので、「クライアントってこういうこと考えて仕事発注するんだなー」とか「非エンジニアな方はこういうことすると喜んでくれるのか」といったことがわかってきます。

ただ、この点は出会ったクライアント様がみんなとても良い方だったという運の良さが大いに関係してるとは思います。ありがとうございます、皆様。

ま、関わりたくない人であれば、深く関わらなくて良いのです。本業じゃないし、案件なんて腐るほどあるんだから、固執する必要もないです。

この気軽さも副業ならではのメリット。

本業とは別の収入

考え方しだいですが、自分のプライベートな時間を使って働いたお金は、本業とは区別して良いと思うんですよね。

それこそ小遣いという扱いでも良いんじゃないかと。

小遣い10万上げてとか嫁に言えないですが、副業で10万稼ぐことならできます。

副業で稼いでる時は、MacBook Proが買いたくて仕方がなかった・・・この仕事の報酬で、MacBook Pro 買ってやるんだと言うのが大きなモチベーションになってました。

自分で自由に使えるお金が多少でも生まれるのはメリットかと思います。

副業する時の注意点

副業する時のデメリットは基本的に自己管理すれば解決する気がするので、ちょっと注意点だけ書いておきます。

税金の処理はちゃんとしましょう

雑収入であれば20万以上であれば課税対象になります。
経費も認められますので、とりあえず領収書は取っておいたほうが良いです。

雑収入の確定申告であればそんなに難しくないので、税金の処理が面倒なので副業しない、というのは勿体無いかなと思います。

会社にはバレます

バレます。というか、絶対バレると思っておいた方が安全です。

会社の就業規則を確認しましょう。昨今では副業解禁の流れにあるみたいなので、意外とOKとなっているかもしれません。

最近では政府のモデル就業規則も副業は「原則容認」です。就業規則に禁止と書いてなかったら、やっても文句言われる筋合いない気がします。

本業に支障がでない範囲でやりましょう

当たり前ですが。

ちなみに、副業で受託の案件をする時には、「副業の立場なので、本業優先で動きます」とあらかじめ言っておいた方が良いです。

「本業が忙しく時間がとれないため、少しスケジュール調整させてください」と言いやすいです。

体を壊しても元も子もないので、あくまで本業優先で、のめり込み過ぎないよう、自己管理しながら楽しくやりましょう。

さいごに

副業はうまくやれば、個人にも会社にもメリットが有ると思います。

会社の秘密が漏洩するのが怖い、という話しも聞きますが、秘密が漏洩する可能性なら SNSの方が高い気がします。

結局、副業解禁したくない会社って、「自分の会社で一人前になったエンジニアが他の会社のために能力を発揮するのがイヤ」という独占欲みたいな理由なんじゃないのかと思っています。

終身雇用の時代でも無くなっているので、あまりエンジニアを縛り付けると、逆にすぐエンジニアが辞めてしまわないですかね。

少なくとも、わたしは前の会社で副業が禁止されていたら、もっと早く会社を辞めてたと思います。


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りゅーた
フリーランスのエンジニアしてます。Android、iOS アプリの開発、対向サーバの開発、C/C++のライブラリ開発が現在のメイン。趣味はテニス・ゲーム・自転車。2児の父

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